狭心症について
狭心症はタバコ、大量飲酒、運動不足などの
生活習慣の乱れから起こりやすい、
心臓の病気です。
また、肥満、高血圧、脂質異常症、
糖尿病などのある方に起こる危険性が高いと
言われています。
女性の場合、生活習慣病がなくても、
年令とともに女性ホルモンが減少するために
微小血管狭心症を発症することがあります。
胸部を締めつけられるような圧迫感、
ヘソから上部(上半身)の痛み・しびれ、
運動した時の息切れなどの症状の
いずれか、一つでもあったら
狭心症を疑います。
肩や歯の痛みが、実は狭心症の症状の場合も
ありますから注意が必要です。
本人は胃の痛みと思っていても、実は
狭心症の発作で上腹部の痛みを感じる方も
少なくありません。
普通の狭心症は、寒い時、食べ過ぎた時、
運動した時などに痛みが出やすいです。
冠血管れん縮が原因の狭心症は、
明け方の就寝中に痛みが出やすいのが特徴です。
実際に症状が繰り返し出現していても、
通常の心電図検査では異常所見が認められない
ことが多いです。
特に微小血管狭心症の場合には精密検査で
ホルター心電図(24時間連続記録)を
調べても異常所見がみられないので、
診断が難しいです。
狭心症の予防
いながき内科医院では
心電図が正常範囲内でも、
狭心症や心筋梗塞に近づいているのかどうか
以前の心電図と比較検討するように
しています。
また、狭心症を防ぐため、生活指導や
予防薬の処方を実施しています。
ご希望の方には、予防・健康増進に役立つ
食用ミミズ乾燥粉末、魚油、桑葉粉末などの
解説もいたします。
当院を受診する前から、すでに狭心症を
発症している方には副作用の少ない薬を
選んで処方いたします。